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木内博一の和のマネジメントと郷の精神

「苦」の世界を「和」の世界に | 農業経営者 12月号 |  (2008/12/01)

木内博一 ひとは誰しも必ず死ぬ「苦」の世界に生きている。ところが、苦を解く「和」の世界について考える人は少ない。人生の大半を占める“働く”という場に和をつくれば、ひとは努力し自ら育つ。結果、組織も成長する。

数年前、土壌関係の学会に講演に呼ばれた時、「我が団体には若い人が入ってくれないで困っている。どうすれば組織が活性化するのか?」と聞かれた。手前味噌だが、僕の話をきいて和郷園には若い人がたくさんいて、組織がうまく機能している印象を受けたのだろう。これはどうしてなのだろうか。その要因を自分なりに考えてみると、組織作りで大事にしている「和」の効果であるような気がする。

大層なことを言ってしまえば、人は必ず死ぬ、「苦」の世界を生きている。そこで必要なのが和の世界だ。和があれば、苦の世界から少しでも遠ざかれる。もちろん家庭生活や趣味で和を作るのもいい。ただし人生の大きな時間を占める“働く”という世界においては、自分達の組織の中で自発的に和を作っていきたい。その和の郷土が「和郷園」というわけだ。

(以下つづく)
木内博一(きうち ひろかず)
1967年千葉県生まれ。農業者大学校卒業後、90年に就農。96年事業会社㈲和郷を、98年生産組合㈱和郷園を設立。生産・流通事業のほか、リサイクル事業や冷凍工場、カット・パッキングセンター、直営店舗の展開をすすめる。05年海外事業部を立ち上げ、タイでマンゴー、バナナの生産開始。07年日本から香港への輸出事業スタート。現在、ターゲット国を拡大準備中。本連載では、起業わずか10年でグループ売上約50億円の農系企業を築き上げた木内の「和のマネジメントと郷の精神」。本連載ではその“事業ビジョンの本質”を解き明かす。
※記事全文は農業経営者12月号で
Posted by 編集部 | 12:29 | この記事のURL | コメント(2) | トラックバック(0)
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農業技術 | 大規模輪作営農のための乾田直播技術

除草対策と肥培管理 盛川農場での実証試験 | 農業経営者 12月号 |  (2008/12/01)

稲作経営を抜本から変える革新技術として注目される乾田直播。海外マーケットへの進出の鍵さえも握るこの技術は、稲作経営に携る者にとって、無視できない存在になりつつある。試験場での研究のみならず、現場の農業経営者と一体となって技術開発に取り組む東北農業研究センターの大谷隆二氏が、実践的な乾田直播技術をシリーズでお伝えする。

無代かき栽培に対応した管理技術が必要


乾田直播の雑草対策および肥培管理は、代かきを行なわないため、湛水直播などの代かきする栽培法とは異なった対応が必要である。

寒冷地の乾田直播では、出芽までの畑期間が長くなるため雑草の発生量が多めとなり、防除回数も増加する傾向がある。また、イネの出芽時にはノビエの葉齢はイネに対して2〜3葉進んでいることが多い。このため、現在登録のある一発処理剤だけで十分な防除効果を得ることは難しく、ノビエ5葉期まで効果のある茎葉処理剤を組み合わせた体系防除が必要となる。

肥培管理では、代かきをしないため基肥に施用した窒素肥料は脱窒・流亡しやすく、従来の施肥体系では窒素吸収量が不足する。そのため、深耕や堆肥投入などの「土作り」が重要であるが、現実には十分な堆肥投入は難しい状況にあり、その代替技術として緩行性肥料の活用がある。さらに、代かき栽培法に比べ、地力窒素の発現が遅れるため、寒冷地では初期生育確保の上から、苗立ち数に応じた初期の肥培管理が重要である。

(以下つづく)

大谷隆二(おおたに りゅうじ)
1961年山口県生まれ。岡山大学農学部を卒業後、農林水産省に入省。北海道農業試験場で『草地飼料作および水稲作の機械化に関する研究』、農業研究センターで『水稲の低コスト栽培および乾燥調製に関する研究』に従事。1997年岡山大学より学位授与(農学博士)され、1998年に『無代かき直播栽培に関する研究』で農業機械学会技術奨励賞受賞。その後、農林水産省大臣官房で技術調整に関する業務に従事し、2003年に東北農業研究センターに異動。東北水田輪作研究チーム 上席研究員。著書に『北の国の直播』(共著)がある。
※記事全文は農業経営者12月号で
Posted by 編集部 | 12:29 | この記事のURL | コメント(209) | トラックバック(0)
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農業経営者コラム | ヒール宮井の憎まれ口通信

明るい農村に生まれて生きて | 農業経営者 12月号 |  (2008/12/01)

【宮井 能雅 -profile
経営者コラム

憎まれ口調の区長をやらせていただく


昨年は地区の区長(町内会長)を自分の意志でやることになった。理由の一つに、将来必ずやらされるのだからサッサと無駄なことは済ました方が良いと言う話だ。

その区長の仕事に選挙の立会人と言う、ただ12時間座っているだけの仕事があり、町役場の方たちも数名いた。そのうちの1人がいつもの左翼発言をしていた。

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Posted by 編集部 | 12:28 | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)