向後武彦氏は、家業と一緒に継いだトマトとキュウリから、マニュアル化しやすく周年で収穫できる大葉に経営の柱をシフトすることで、雇用型農業経営の基盤を築いた。規模拡大を決意した若き日に建てたハウスや設備が今もその役割を十分果たしており、向後氏の先見性を物語る。
【経営データ】
■経営面積 / 2.4ha(大葉65%、残り35%がトマト、ホウレンソウ、コマツナ、チンゲンサイ)
■労働構成 / 本人、妻、両親、社員1名(周年雇用)、パート25名
■売り先 / 出荷組合(農)和郷園を通し、生協、スーパー、加工所など約50社。