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提言 | 視点

プロとしての売り手の条件 | 農業経営者 8月号 | (2006/08/01)

【(株)オフィス2020新社チーフエディター 桑原聡子】
view0608.jpg 現代のように情報が氾濫すると、従来は売り手にしかもてなかった知識が、個人差はあるが、消費者の側にも蓄積される。今までは玄人と素人の間に情報格差があったからこそ商売が成り立った。この差がぐっと縮まり、プロとアマの境界線が曖昧になった時には、プロがプロたる所以を示さない限り、市場で必要とされる存在にはなりえない。

真似るではなく学ぶ姿勢



私は主に流通・小売・サービスの現場で取材活動を続けてきた。そこで感じるのは、これらの業界で、真似がすごく多いことだ。あるスーパーが売り場にファッション感覚を取り入れて評判を上げれば、それを模倣する店が一気に全国に広がる。だが、後追いだけでは差別化は図れず、多くが同質競争の中で行き詰まる。
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Posted by 編集部 | 11:30 | この記事のURL | コメント(16) | トラックバック(0)
提言 | 視点

企業的農家と「産・学」の連携を | 農業経営者 7月号 | (2006/07/01)

【北海道バイオ産業振興協会会長 北海道大学元副学長 冨田房男 】
view0607.jpg 私たちのNPO北海道バイオ産業振興協会では、道内の研究機関、農業者、食品製造や流通販売に携わる各企業のネットワークを作ろうと、昨年から事業を進めている。

具体的には、大学などがもつ研究シーズと事業意欲にあふれた農業者を結びつけ、さらに商品をマーケットに送り出す企業と連携することで、生産・販売一貫システムの基盤を構築する。

種子から商品まで一気通観で



この発想の根本には、日本の、とりわけ北海道の農業はどんな方向に進んでいくべきかという考え方が込められている。
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Posted by 編集部 | 11:30 | この記事のURL | コメント(3) | トラックバック(0)
提言 | 視点

担い手は構造改革の旗手か? | 農業経営者 6月号 | (2006/06/01)

【東京大学大学院 農学生命科学研究科教授 本間正義 】
view0606.jpg 構造改革は、マーケットに任せているだけでは構造調整のスピード化が図れない場合に必要とされる。農業で言えば、将来確実にこの産業を支えていくであろう人材に一刻も早く規模拡大をしてもらうことが目的のはずだ。

志の低い現状固定策



政府は、外形基準によって都府県4ha・北海道10ha・集落営農20haという線を引き、要件を満たす担い手を品目横断的経営安定対策の対象として囲い込んだ。
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Posted by 編集部 | 11:30 | この記事のURL | コメント(261) | トラックバック(0)