【(株)ギアリンクス・(株)サラダコスモ社長 中田智洋】
ギアリンクスは岐阜県と南米を結び、天候不順などの緊急時に食料を安定確保することを事業目的とする。このプランは、梶原拓前知事が提唱した構想に基づくが、市民出資による100%民間企業としてスタートした。2003年、アルゼンチンに約1200haの農地を取得し、パラグアイの日系人農協とは非常時に優先的に大豆を供給してもらう協定を結んでいる。
ビジネスと公益性の止揚
非常時に備えるには平常時から生産・輸入を行う必要があり、昨年から南米産大豆を販売し始めた。ところが豆腐メーカーとは品質や価格の点で折り合わず、売れ行きは悪かった。