認定農業者の要件をもらうためでもなく、補助金を受けるためでもなく。あくまで自らの事業者としての夢を伝えるために、事業計画書を書いたことがあるだろうか?目線の揃う異業種と提携し、事業としての農業を発展させていくには、語りかけの手段として事業計画書を書くことは有益である。また、自ら思い描く事業プランも明確になり、課題も見えてくるのだ。これらは、本邦初の農業ビジネスプランコンテスト「A-1グランプリ」に出場した読者も認めるところである。そこで、今月号の特集では、A-1グランプリをダイジェスト的に振り返るとともに、農業経営における事業計画とは何かを考えていきたい。