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日本という「安心村」の囚われ人 | 農業経営者 10月号 |  (1999/10/01)

【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -profile
イスラエルに行って来た。本誌で募集したツアーにご参加頂いた方々と一緒である。参加者は農業経営者だけでなく、様々な業種の経営者、技術コンサルタント、農業改良普及員など多彩な顔ぶれであり、またそれが今回の旅行を一層楽しいものにした。酒宴ばかりでなく、海抜マイナス400mの死海に浮かんで「農業経営者」を読むというような遊びもたっぷりと楽しんだ。

9月5日からハイファで開かれた農業展示会「アグリテック99」を参観するというのも目的の一つだったが、皆の関心は農業や技術問題にとどまらなかった。慣れ親しんだ日常から解放され、異境の空間や文化に触れる旅は、日頃あまり意識することもない国家というものや、自らが背負う文化、あるいは我々の生き方、いわば自分自身の足下を改めて見つめさせるものだった。
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Posted by 編集部 | 08:30 | この記事のURL | コメント(35) | トラックバック(0)
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「志」と「自負」が求められる時代に | 農業経営者 9月号 |  (1999/09/01)

【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -profile
本誌執筆者の土門剛氏は会員制の個人情報紙を発行している(申込先=0474-33-5400)。農林行政や農協・金融界に関しての解説とともに、土門氏ならではのメディアには出ない情報の収集分析が行われており、農業ビジネス、行政、政治にかかわる者にとっては得難い情報源である。そんな土門氏から聞いた話から話題を提供しようと思う。

今年の春から夏にかけて、いわゆる「怪文書」が農水省内と農協関係者の間にばらまかれていた。それは新食糧法作成の最高責任者であり「事務次官昇任間違いなし」と言われていた前食糧庁長官・堤秀隆氏をあの唐突の退任に追い込むためのものだった。さらにその後は高木事務次官にまつわる怪文書が出されているのだそうだ。
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Posted by 編集部 | 08:30 | この記事のURL | コメント(54) | トラックバック(0)
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「行商」に学ぶマーケティング | 農業経営者 8月号 |  (1999/08/01)

【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -profile
本誌執筆者である新海和夫さんは、雪印種苗を退職して農業経営者となり、さらに現在では、単に農業生産だけではなく、農業だから可能な様々な事業を果たしていくための会社、元気村を地域の人々とともに起こし、その経営に取り組んでいる。それには、新海さんのお祖父さんの時代から続けてきたという行商での経験がきっと活かされているはずだ。

現在、千葉や茨城で行商を続ける人の多くは、2、3町歩の畑に多品目の野菜を作り、週に何度か自家生産の米や野菜の他に仕入れた品物も含めてトラックに積み、夫婦単位で決まった場所を回って歩いているのだ。個人の家庭だけではなく、食堂や病院などもお得意さんだ。
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Posted by 編集部 | 08:30 | この記事のURL | コメント(98) | トラックバック(0)