農村経営研究会第4回視察会
皆様にはご健勝のことと拝察申し上げます。
農村経営研究会第4回視察会(10月6日開催)のご案内です。
今回は、岐阜県恵那市で栗菓子を製造、販売する恵那川上屋をたずねます。代表の鎌田真悟氏は農家から地栗を相場の倍以上で買い入れ、商品を都市部ではなく東濃地方の人たちに売っています。代表的な銘菓は栗きんとん。これは蒸した栗の皮を割って中身を取り出し、砂糖を混ぜ込んで炊き上げた後、25グラムほどのその塊を茶巾で絞った菓子のこと。恵那市に隣接する中津川市が発祥地で、もともとは各家庭で作ってきた東濃地方の伝統的な菓子です。
同社がこれまで開発した菓子は和洋合わせて1300点ほど。このうち残った200点を季節に応じてそれぞれ店頭に陳列しています。とりわけ「栗ようかん」「栗きんとんティラミス」「くりもなかあいす」など名産の栗を使った商品はやはり人気があります。
栗の年間使用量は180t。このうち100tは地元の「恵那栗」。全量を地元産にしたいが、生産量が追いつかないので80tは県外産でまかなっています。そこで同社は農業生産法人を設立して、自社で増産に励んでいます。同社は恵那市だけでなく、長野県駒ヶ根市でも地元の農家と契約して地栗を生産し、それで駒ヶ根市のブランド菓子をつくっています。
菓子メーカーと組むことで地域の農家や農業はどう変われるのか。また地域の住民を最大のお客さんとして取り込むことの意味とは何かを学びたいと思います。皆様のご参加をお待ちいたしております。
【視察参加費】
農村研究会会員:無料
会員の同伴者: ¥5,400(税込)/1人あたり
会員関係者以外の参加者: ¥32,400(税込)/1人あたり
※交通費・昼食代などは視察参加費には含まれません。
【スケジュール】
10月6日(火)
10:30 恵那駅改札前 集合
11:00–12:30 株式会社恵那川上屋代表鎌田真悟氏のお話
12:30-13:30 昼食
13:40 移動
14:00-16:00 圃場視察
17:00 恵那駅前 解散
参加お申込みの方へ追ってスケジュールなどの詳細をお知らせいたします。